INFO

今週のTOPIC『食の旬暦』

今週のTOPIC『食の旬暦』

9月【月見団子 】

九月の行事「十五夜」のお月見のお供え物と言えば月見団子ですね。
お月見にお供え物をするのは、月が風雅の対象だけでなく、信仰の対象でもあったからと言われています。収穫に感謝するお祭りでもあった十五夜に、お月様にお供えをするようになりました。


■月見団子の数は?形は?
月見団子はいくつ供えるか分かりますか?
これは、その年に出た満月の数だけ供えるので十二個(閏年は十三個)と言う説と、十五夜なので十五個という説があります。
また、月見団子の形は、お月様に見立てたまん丸の形のものを積み上げることが多いようですが、地域によって数も形も随分違ってくるそうです。ちなみに、お隣の国・中国では、日本でも人気のお菓子「月餅」が欠かせないそうです。


■お団子は盗み食いされると良い?
月見団子には「盗み食いの風習」という変わった風習があります。これは、お供えした月見団子を子どもたちが盗み食いするというもので、団子を多く盗まれた方が縁起が良いとされていました。子ども達が楽しめそうな風習ですね。今年の中秋の名月は9月29日の金曜日です。何かと忙しい毎日だと思いますが、たまにはゆっくりと綺麗な月を眺めてみるのも良いですね。