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今週のTOPIC『暮らしの中のいろ』

今週のTOPIC『暮らしの中のいろ』

日笠は何色?

厚~い夏。紫外線対策はどうしていますか?

ここ数年は日傘がとても人気で、色・形・素材とも様々なものが出ているようです。でも、やはり日傘というと、多いのは白か黒ですよね。実際に白と黒の日傘では、どちらが効果があるのでしょうか?

 

■紫外線カット

白と黒では紫外線カットの仕方が全く違います。白の日傘は紫外線を反射することによりカットします。一方、黒の日傘は紫外線を吸収することによりカットします。どちらも完全に紫外線カットができるわけではありませんが、比較すると黒の方が紫外線をカットする率は高いようです。ただし、赤外線(太陽光)も吸収するので、内側に熱がこもり熱くなりやすいのが難点ですね。

 

■地面からの照り返し

日焼け対策を考える時は、地面からの照り返しにも要注意!紫外線は上からだけでなく下からも届いてしまいます。白の日傘の場合、地面から照り返された紫外線が傘の内側で反射し、差している人に向かっています。

一方、黒は傘の内側で吸収されカットされます。

 

このように考えると黒い日傘が断然有利に思いますが、それでも100%紫外線をカットできるわけではありません。

日傘を選ぶ時には素材にも注目しましょう!最近はUV加工された素材のものが数多く出ています。購入の際には、素材の表示をよく見てくださいね。また、見た目が涼しそうという理由でレースなど穴のあいた通気性の良い傘を使う事はおすすめできません。通気性が良い=通気性が高い、ということで、紫外線も太陽光も通してしまいますので、注意が必要です。