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今週のTOPIC『食の旬暦』

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 6月【ドラジェ】幸せを運ぶお菓子

 

6月は「ジューンブライド」と言われ、結婚式が多い季節ですね。
披露宴で配られるお菓子は様々なものがありますが、その中でも有名なのが「ドラジェ」。

ドラジェはアーモンドを砂糖やチョコレートでコーティングした色鮮やかな華やかなお菓子です。
名前でピンとこなくても、パステルカラーの楕円形のお菓子と言えば、1度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

このお菓子の歴史は古く、紀元前177年には、ローマ貴族であるファビウス家で、結婚の内祝い、子どもの誕生祝として町中の人に配られたという記録が残っているそうです。
アーモンドはたくさんの実をつけることから、子孫繁栄の象徴とされ、幸運を呼ぶお菓子として、ヨーロッパなどではお祝い事によく用いられてきました。最近は日本でも人気で、定番の配り菓子になっています。
ちなみに「ドラジェ」はフランス語で、イタリア語では「コンフェッティ」、英語では「シュガーアーモンド」と呼ばれています。
イタリアのドラジェは5粒入りが一般的で、それぞれ「幸福」「健康」「富」「子孫繁栄」「長寿」を表しているそうです。