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■ 今週のTOPIC「光触媒コーティングとは? メリット・デメリット」

■ 今週のTOPIC「光触媒コーティングとは? メリット・デメリット」

■ 今週のTOPIC「光触媒コーティングとは?

           メリット・デメリット」

私たちの身の回りには、

目には見えない細菌やウイルスが

多数存在しています。

 定期的に消毒作業を行うことで、

ある程度の衛生環境は保たれますが、

毎日100%の力で

予防措置を取ることは

難しいでしょう。

 どれだけ徹底的に対策しても

完全に除菌するのは至難の業です。

 また、コロナ過の現在、

対ウィルス・抗ウィルスに関心が深まり、

安心な住まいづくりは、

非常に注目されております。

そこで今回は、

ウイルス対策の一環として

注目を集めるコーティング技術

「光触媒コーティング」

についてお伝えします。

 ◆光触媒コーティングとは?

 光触媒コーティングとは、

二酸化チタンによる

光触媒作用を利用した

コーティング技術です。

 簡単に言うと、

光を浴びることで

抗菌・抗ウイルス効果などを発揮する

特殊なコーティング施工

ということになります。

 具体的にどのような

仕組みになっているのか、

「触媒」、

「光触媒」、

「二酸化チタン」

という3つの言葉の意味を

まずはお伝えします。

 ●触媒

 「触媒」とは、

化学反応の際に、

それ自身は変化せずに

他の物質の反応を促進させる物質です。

 ●光触媒

 「光触媒」とは、

自然光や人工照明などの

光エネルギーを吸収して

触媒作用を発揮する物質の総称です。

 数ある物質の中でも

「二酸化チタン」が

光触媒として最も優れていると

言われています。

 ●二酸化チタン

 「二酸化チタン(酸化チタン)」とは、

食品や化粧品、日焼け止め、歯磨き粉など、

身近なものに多く使用されている

白い粉末状の物質です。

 光を受けることにより、

「酸化分解」と「親水性」

という2つの作用を発揮します。

 「酸化分解」は

有機物や細菌などを分解する作用です。

 「親水性」は

水分が馴染みやすくなる作用です。

 この「親水性」作用により、

「二酸化チタン」と汚れの間に

雨水などの水分が入りやすくなるため、

油汚れなどの強力な汚れも

流れやすくなります。

 光触媒コーティング施工では、

この「二酸化チタン」を

主原料とした液状のコーティング剤を

塗布していきます。

 施工部分に

太陽光や照明などの光が当たると、

対象物の表面に付着した有害物質が

光触媒作用によって

次々に分解されていくため、

抗菌・防臭効果や

セルフクリーニング効果などが

期待できます。

 ◆光触媒コーティングの効果・メリット

 光触媒コーティングにより

得られるメリットとして、

主に以下の3つが挙げられます。

 ・衛生面でのさまざまな効果が期待できる

 ・あらゆる場所に施工できる

 ・長期的に効果が持続する

  ・衛生面でのさまざまな効果が期待できる

 光触媒コーティングを施工することで、

環境浄化に関する

様々な効果が期待できます。

 主な効果は3つとなります。

 ●抗菌・抗ウイルス効果

 先述したとおり、

光触媒には有機物を分解する

作用があります。

 細菌やウイルスといった

有害物質を分解・無害化できるため、

人が頻繁に触れる部分を

コーティングしておけば、

高い抗菌効果が期待できるでしょう。

 また、空気中に浮遊している

有害物質も施工面に触れることで

不活性化されます。

 室内全体に

コーティングを施しておくことで、

空気清浄効果も見込めるでしょう。

 ●消臭効果

 消臭効果の高さも

光触媒コーティングの魅力の1つです。

 光触媒は、

アンモニアやアセトアルデヒドなどの

悪臭物質を分解除去してくれるため、

タバコの臭いやカビ臭、生ごみ臭など、

気になる生活臭の消臭にも

有効とされています。

 玄関やキッチン、トイレなど、

イヤな臭いが出やすい場所の

臭い対策として導入するのもおすすめです。

 ●防汚効果

 光触媒コーティングを施工した部分は、

「酸化分解」作用によって

汚れが付着しにくくなり、

さらに「親水性」作用によって

汚れが落ちやすくなります。

 例えば、

外壁にコーティングを施しておけば、

雨水によって自動的に

汚れが洗い流されます。

 セルフクリーニング効果が得られるため、

メンテナンスの負担軽減にも

つながるでしょう。

 また、

光触媒にはカビを抑制する効果もあるため、

浴室や洗面台といった

カビが生えやすい水回りへの施工にも

向いています。

 ・あらゆる場所に施工できる

 光触媒コーティングは、

基本的に屋内・屋外問わず

どこにでも施工が可能です。

 壁や天井、浴室、トイレ、

家具、カーテン、ガラスなど、

住宅内のあらゆる場所を

コーティングできます。

 無色透明のコーティング剤を

使用することが多いため、

施工場所の色を気にする必要もありません。

 住宅以外では、

オフィス、商業施設、宿泊施設、

飲食店、バスやタクシーの車内、

遊園地のアトラクションなど、

多種多様な場所に導入されています。

 また、食品添加物にも使用されており、

人体に悪影響はないとされている

「二酸化チタン」が

主原料となっていることから、

保育園や幼稚園、介護施設といった

福祉施設への施工事例も発表されています。

 ・長期的に効果が持続する

 光触媒コーティングは、

コーティング剤が剥げない限りは

半永久的に効果を発揮し続けます。

 あくまでもコーティングなので

3~4年に1回のメンテナンスは必要ですが、

数年単位で効果が持続するというのは

大きなメリットと言えるでしょう。

 ◆光触媒コーティングのデメリット

 光触媒コーティングのデメリットとしては、

「施工に費用がかかる」

という点が挙げられます。

 依頼する業者によって

施工費用は異なりますが、

床面積によって

料金が設定されているケースが多いため、

広ければ広いほど

コスト負担が大きくなります。

 とはいえ、

一度施工してしまえば

数年はメンテナンスの必要はないため、

費用対効果は高いと言えるでしょう。

 なお、光触媒コーティングは、

市販のコーティング剤を購入して

自分で施工する方法もあります。

 ただし、

施工場所が多岐にわたる場合は、

コーティング剤を

大量に用意する必要があり、

その分コストがかさむため要注意です。

 慣れていないと塗装に

ムラができてしまうリスクも高いため、

最大限に効果を発揮させるためには

業者への依頼をおすすめします。

 ◆まとめ

 今回は、

「光触媒」の性能による、

「光触媒コーティング」の

効果やメリット、デメリットについて

お伝えしました。

 ここまでお伝えしてきたように、

光触媒コーティングは、

生活環境にコーティング剤を

塗布するだけで、

抗菌・防臭・防汚効果などが

期待できます。

 有害物質を

完全に除去することは難しいですが、

日常的に抗菌・抗ウイルス効果が

発揮されれば、

清潔な環境が維持しやすくなるでしょう。

 それでは!また!!

■ 今週のTOPIC「光触媒コーティングとは? メリット・デメリット」