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今週のTOPIC「衣替えがラクに片付く収納とその間取り」

今週のTOPIC「衣替えがラクに片付く収納とその間取り」

新しい家づくりのプランで

優先的に計画しておきたいひとつが

洋服収納です。


子供部屋や寝室が散らかる原因は、

洋服が出たままになっていることが殆どです。


繰り返し着たり脱いだりするうえに、

かさばるので目につきやすく、

そもそも収納が満杯で

溢れているのかもしれません。


ウォークインクローゼットを造るなら、

その位置と収納タイプを

検討しておきましょう。




◆衣替えをする?しない?


その季節に合った服を

出し入れのしやすい場所にしまうために、

服の収納場所を入れ替えたり、

それとともにシミやホツレをチェックして、

洗濯やドライクリーニングをするなど

手入れをするというのも、

衣替えの目的の一つです。


ところが、

手間がかかるから衣替えをしたくない

という人が増えています。


一方で、

アイテムを組み合わせて

年間を通して着るという

コーディネートスタイルもあり、

服の季節感が薄れているため、

衣替えが不要になっているのも事実です。


そんな事情もあって、

大容量のウォークインクローゼットを

望む声が高まっています。


個室には壁面クローゼットが

備え付けられているケースが殆どですが、

それだけでは手持ちの服が収まりません。


そうなると季節外の服だけは、

押入れや納戸といった

第2の収納に頼らざるを得ません。


そう考えると

新築の新しい住まいでは

オールシーズンの服を

一カ所で収納したい

と考えるのは自然な流れです。


とはいえ、

ただ単に容量を増やせばいい

というわけではありません。


整理しやすい収納づくりが肝心です。



◆クローゼットの位置と造り


子供部屋には壁面クローゼット、

主寝室にはウォークインクローゼット

という形で収納を分散するのではなく、

家族全員の服を一カ所に

集めるのもひとつの手です。


オールシーズンの服を

同じ場所ですべて収納することで、

真夏と真冬の服を区別する程度の

衣替えで済みます。


こうした洋服収納専用の部屋を

設けることの主な狙いは5つです。


・乾いた洗濯物を各部屋に運ぶ家事の手間を
 時短する

・手持ちの服がひと目で把握できる

・親が手本となってしまい方を
 見せる、教える

・割り当てられたスペースで
 自主管理を徹底する

・しまい方が悪いと家族に
 迷惑がかかることを知る



また、大型のクローゼットを造る際に

気をつけておきたいことが3つあります。


・身支度と家事の動線をスムーズにする

・壁面クローゼットと同様に
 幅90センチ程度を目安に区切りを入れる

・通路と着替え、引き出しが引き出せる
 スペースを確保する


特に成長期の子供の衣類は

入れ替わりが激しいので、

変化に合わせてカスタマイズできるよう、

パイプや棚の位置が移動できる造りに

しておくといいでしょう。


また、トレーナーやシャツなど

洗濯後もハンガーのまま収納するなど、

家族それぞれに合わせたしまい方の

工夫も行いましょう。



◆しまい方を決める


衣替えが不要になると、

ハンガーに掛けっぱなしで

そのまま放置しがちです。


油断していると、

何年も来ていない服

が紛れていることもあります。


それなのに、シーズンごとに

新しい服が増えるから、

服をミッチリと詰めこむことになります。


すると、服が選びにくくなり、

ようやく見つけた服は

シワが目立って着られない

という困った状態に陥る人も多いようです。


たくさんしまえるからといって、

服の管理まで放棄してはいけません。


憧れのウォークインクローゼットが

無駄なスペースと化してしまいます。


着る機会のなくなった服を

処分する勇気を持つことも大事です。


クローゼットは、

服をしまうためにあるのではなく、

服を整理して着る服だけをしまう場所

ということを頭に入れておきましょう。


そのうえで、

ハンガー掛けをする服と

たたんで引き出しや棚にしまう服、

バッグや装身具などは

棚に置いたりフックに吊るすなど、

アイテムにあったしまい方を選びます。


クリーニング店へ持っていく服、

部屋着や寝間着を一時収めておけるカゴなども

備えておくのがおススメです。


裁縫箱、ミシン、アイロンなど

服のメンテナンス用品も収納しておけば、

部屋の用途が広がります。


広さに惑わされることなく

収納の位置とタイプを見極めて、

子供部屋などの室内が

いつも片付いた状態になる

収納プランを目指しましょう。


それでは、また!!