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今週のTOPIC 「コンセントの選び方、5つのポイント」

今週のTOPIC 「コンセントの選び方、5つのポイント」

◆コンセントには多種多様なタイプがある

暮らしの中で、日々、何度も使用するコンセント。

新築やリフォームを進める中では、電気配線計画の際に検討し、照明やスイッチなどと一緒に選んでいくことになるでしょう。

設備機器としては小さなものですが、家づくりを終えた方の失敗談の中にも数が足りなかったり、家具や扉に隠れてしまって使いづらい、といった声は多く聞かれます。

プランニングによって日々の暮らしの快適さ、使い勝手を左右する重要なアイテムと言えるでしょう。

一般的な住宅用のコンセントには、使用する家電機器、使い方、配置する場所などによって、さまざまな機能を持つタイプが揃っています。また、デザイン面でも、ホワイト系のタイプだけでなく、シルバーやダークな色合いを揃えたものなど、様々なタイプがあります。

 


今週のTOPIC 「コンセントの選び方、5つのポイント」

◆主なコンセントの種類と特徴

 

■ダブルコンセント

最も馴染みのある2コ口のコンセント。

1コ口や3コ口などもあります。

 

■マグネット式コンセント

磁石式のコンセント。

コードに足を引っ掛けても外れるため、高齢の方や幼いお子さんがつまずいて転ぶのを防止します。

 

■抜け止め式コンセント

プラグを回さないと抜けない構造になっているコンセント。

AV機器やパソコンなど、抜けては困る場所に取り入れてもいいでしょう。

 

■扉(シャッター)付きのコンセント

差し込み口に扉がついているので、幼いお子さんがいても安心です。

 

■アース付コンセント

漏電防止、過大電流が家電機器などに流れるのを防ぐため、アース線が接続できるようになっているコンセント。

洗濯機・電子レンジなどに用いられます。

 

■アップコンセント(フロアコンセント)

床面上で使用するコンセント。使用しない時はフタを閉めることで床面とフラットになります。

ダイニングテーブルの下に設置すれば、鍋やホットプレートを使う際に便利でしょう。

 

■USBコンセント

タブレット端末やスマートフォンなどが電源アダプタがなくても充電することができるもの。

 

■マルチメディアコンセント

電源、通信、情報がひとつになったマルチメディア用のコンセント。

 

■防水コンセント

庭やベランダなどの屋外に設置する、防水タイプのコンセント。

ガーデニングや洗車、ライトアップ用の照明などを使用する際に便利です。

外壁面に設置したり、カーポートなどの柱部分に組み込むことができる商品もみられます。

 

■PV・PHEV充電コンセント

電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド自動車(PHEV)の充電が可能なコンセント。

カーポートや機能門柱、機能ポールなどのエクステリア商品の中には充電コンセントを組み込むことができるように設定されているタイプもみられます。

 


今週のTOPIC 「コンセントの選び方、5つのポイント」

◆コンセントプランのポイント

 

■Point①  使用する家電の数をリストアップ

コンセントをプランニングする際には、どの部屋にいくつ必要かを明確にすることが基本です。

家電製品は予想以上に多くあるものです。

プランニングの前には、新居で使用するものをリストアップすることが大切です。

使用する部屋ごと、空間ごとに明確にしておくと考えやすいでしょう。

たとえば、キッチンは多くの電化製品が集まっている場所、冷蔵庫や炊飯器、電気ポット、電子レンジ、トースター、コーヒーメーカーなどです。

リビングであればテレビやDVD、FAX付電話やパソコン、扇風機やヒーター、掃除機やアイロンなども。

また、家の中だけでなく屋外も検討しましょう。

ガーデニングや洗車などで使用することも多いものです。

 

■Point② 使い方や動線、家具の配置や扉の開閉などを考慮する

次に設置する場所を考えていきましょう。

コンセントは、部屋のコーナーに設置されることが多くみられますが、ベッドやチェストなどで隠れてしまうケースもあります。

また、室内扉の開閉によって使いづらくなってしまう場合もあるものです。

失敗しないポイントは電気配線(設備)図に新しい住まいで使用する家具や家電の配置、室内扉の開閉などを書き込み検討することです

新しい住まいでの家族の生活動線や家具の配置、扉の開閉などを考慮してプランニングすることが重要でしょう。

 

■Point③ 位置や高さは使用するもの、使い方に合わせて

一般的に、コンセントは床から25~40センチ程度の高さに設置されているケースが多いようです。

掃除機を利用する際などは少し高めの方が使いやすい場合もあります。

高齢の方がいらっしゃる場合でも、少し高めに設置しておくとかがまずに済むので使い勝手がいいでしょう。

机まわりは、70~90センチ程度といわれていますが、設置する机やカウンターに合わせて設けることです。

ベットサイドテーブルなどで使用するコンセントは、それぞれの高さに適した位置にプランニングしておきたいものです。

水まわりは、水滴がかからない場所に、抜き差しの頻度や使用する機器の特性を考慮して検討することが大切です。

 

■Point④ 季節による使用機器の変化、充電が必要なものも忘れずに

コンセントをプランニングする際は常時使用するものだけでなく、季節によって使用する製品が変化することも考慮しておくことも必要です。

加湿器、扇風機、ヒーターなどは数カ月間のみ使用するものなので考慮しておきましょう。

将来的に子供が成長したり、高齢になることで、必要な電気製品も増えることも考えておきたいポイントです。

また最近では、充電が必要な機器も増えているのでそれらの数も数えておきたいものですし、室内でペットを飼う場合などでも家電製品が必要になるケースもあるので、ある程度の余裕をもってプランニングする方がいいでしょう。

 

■Point⑤ 早めの情報収集を

 コンセントには、前述したようにさまざまな機能を持つタイプが揃っています。

それぞれの特徴を理解して家族構成や使用する場所に合った機能を持つタイプを取り入れることです。

それでは、また!